dna ライナーより抜粋

この数年間、僕にとってDNA、ゲノム、などの生命科学の世界がインスピレーションの源となっている。
生命?いきているというのはどういうことだろう?死ぬというのはどういうことだろう?古来から言われている異次元とは、何だろう?
そこから物理学やコスモロジーの扉もあけてみた。リサ・ランドールが5次元世界を実験室で証明する事が出来ると、それは異次元の科学的な証明につながるだろうか?それによって泉鏡花の小説で書かれたような異次元の体験が、より理解出来るようになるだろうか?
ワクワクすることがたくさんある。でもそれだけではない。
地球は、人間が住みだすはるか昔、生物がいなかった世界だった。人間の起こした公害とは関係なく、未来に人間の住めない地球になるかもしれない。ジェームズ・ラヴロックは近い未来にそうなると書いている。今は歴史の大きな曲がり角に立っている気がする。今までの人間の生き方では生きていけない未来が見える。しかし、新たな可能性が、今では宗教やオカルトではなく、科学者の言葉から見える。文化もそれを反映していって欲しい。
そういった願いが僕に言葉と音楽を作らせている。今こそが、ロシア革命や1960年代よりも重要な時代ではないか?もはやムーブメントなどとは関係なく生きていくしかない時代だ。今の時代のためにも書いていきたいと、僕は思っている。そして、”今”を生きていることを感じさせる作品によって自分も変化して行きたい。これはジャンルは関係ない。

収録曲

AYUO初絵本付き、豪華BOX SET!!!
Ayuoの独自のオープン・チューニング・ギター(チェロの音域に下げた調弦のギター)、ヴァイオリン、ヴィオラと歌の曲
Ayuoが作曲した弦楽四重奏の作品:"When illusion looks like reality, then reality becomes just a fantasy"(幻想が現実のようにみえてくる時、現実は単なるファンタジーになってしまう)、Sleeping, Dreaming, Dying(眠る時、夢見る時、亡くなる時)、きみのなかになにがあるだろう(What is Inside of You)
インド神話マハバラータに基づく男性と女性の語り、エレクトリック・グリサンド・ギター、シタール・ギター、ベースとダルブッカによる『太陽の子供』。図形楽譜で書かれた泉鏡花の言葉とヴォイスコラージュ作品『麻野川』など。

タイトルdna
アーティスト名AYUO and seashell
発売日2009年11月20日
発売元ジパングプロダクツ株式会社
価格2,625円(税込み)本体2,500円
品番ZIP-0033
JANコード4582271150388

dna 参加ミュージシャン

高橋鮎生(Ayuo):Vocals, Open-Tuning Guitar, Sitar-Guitar, Bass, Voice
甲斐史子(Fumiko Kai):Violin, Voice
佐藤佳子(Yoshiko Sato);Viola, Voice

松本卓似(Takui Matsumoto):Cello, Voice
大鹿由希(Yuki Oshika):Violin, Voice

立岩潤三(Junzou Tateiwa):Darubuka, Tabla, Percussion, Voice, Chorus
Yoshie: Voice, Chorus
柴田暦(Reki Shibata):Vocals, Voice
上野洋子(Yoko Ueno):Chorus

AYUO and seashell メンバープロフィール

● Ayuo

Ayuo(作曲家・作詞家・ギター演奏家・ヴォーカリスト)高橋鮎生(たかはし・あゆお)
ニューヨークで育ち、小学生の頃60年代後半のアメリカ実験音楽、アート、文学、サイケデリック・カルチャーに強い影響を受ける。8歳よりギターを習い始め、83年以後20枚のソロ・アルバムをアメリカと日本で発表。独自の調弦方法のギター・スタイルを作り、他にも様々な楽器を演奏し、古代音楽にみられる世界の繋がりを独自のサウンドで創作しつづけている。音楽、文学、映画、歴史、神話と科学についての執筆依頼も多い。 最近のCDでは「AOI」、「RedMoon」「絵の中の姿」「dna」等が発売されている。
ホームページ:http://www.ayuo.net

● SEASHELL

甲斐史子(かいふみこ):ヴァイオリン
桐朋学園音楽大学卒業。同大学研究科修了。第3回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位入賞。 現代音楽演奏コンクール<競楽(6)>第1位入賞(Pf大須賀かおりとのデュオROSCOとして)第12回現代音楽賞受賞。2003年度青山バロックザール賞受賞。アンサンブル・ノマド・メンバーとして、第2回佐治敬三賞受賞。数々の初演、録音を行っている。 2008年3月─柳慧率いるアンサンブル・オリジナルメンバーとして、カーネギーホールにて演奏。

佐藤佳子(さとうよしこ):ヴィオラ
広島生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園音楽大学音楽部及びブリュッセル王立音楽院卒業。2005年に帰国するまでベルギーを拠点にイクトゥス&プロメテウスアンサンブル公演に多数出演するなどヨーロッパを中心に活躍。2004年度文化庁芸術家海外研修員。

dna クレジット

Produced by Ayuo 高橋鮎生 and Yousuke Jikuhara 軸原ヨウスケ
Art Direction and Design: Yousuke Jikuhara 軸原ヨウスケ and cochae(コチャエ)
Production Cordinator: Kazunori Goto 後藤和則(Zipangu product Inc)
Executive Producer: Yoshiaki Yokota 横田義彰(Zipangu product Inc)

Recorded and Mixed and Mastered by 鎌田岳彦 Takehiko Kamada
Assistant engineer 魯水晶(Studio246)Sujeong Noh
Recorded at Studio246 on Aplil 2, 3 and 6
Mixed and Mastered at foxyroom

dna 様々なコメント

こんなに優しくそして論理的なのに、どうしてこんなに淋しいのだろう。Ayuoさんの世界と他者の世界のずれ、それはきっとはかりしれないくらい切ないものだろう。しかし、その空間ではじめて彼の心と音楽は美しく飛び回り、遊ぶのだ。
よしもとばなな

今新しい世界観が必要であり、科学はそれをつくりつつあります。
でもお金と権力が好きな人々はそれには無関心でどんどん暮らしにくい世界を作っています。せっかく生まれてきたのに、もっと生き物らしく生きたいと思っても息苦しい世の中です。そんな思いをどう表現したらよいか。科学をベースにしての活動はできてもどこか歯がゆいものがあります。やはり、根源は詩と音楽。歴史的に見てもそうです。
おなじでちがい、ちがうけどおなじもの、生きものってなあにと聞かれたらそう答えます。
ここにある言葉と音であなたの中の「生きもの感覚」が呼びさまされるでしょう。
すると、凛として、しかし優しいあなたがそこにいることになるはずです。
中村桂子

Ayuoさんのギターのコード進行はアシッドで、私のツボに来るのだ。英語で歌う曲は、ドラッグ・カルチャーの香りが漂って、とてもいい。
鈴木慶一

Ayuoさんから広がる宇宙は、最も美しい場所を知っている。
だから私たちはその音楽に安心して身を委ね、そこへ連れて行ってくれるに任せられるのです。
Ayuosさんの現実と幻想を架ける梯に何度でも乗り込みたいって思う。
この作品の中に隠された秘密の扉をたくさん開けて、音と音の間にある、イマジネーションが呼ぶイマジネーションを感じて。
orange pekoe ナガシマトモコ

AYUOさん”音”を聴くと、とても想像力がかき立てられます。
それが楽器であっても、声であっても、何か魔法がかかったように、特別な世界に誘われます。
そして気がつくと、またCDを再生している自分がいます。
また絵本を見て、AYUOさんの音世界の秘密を少し教えてもらったような気持ちになりました。
とても素晴らしい作品だと思います
素敵な音楽をありがとうございます。
orange pekoe 藤本一馬